2017年3月5日日曜日

"Das Rheingold"

大津から帰って来ました。素晴らしいびわ湖ホールのワグナーの「ラインの黄金」のプロダクションでドンナー役を歌わせていただきました。

素晴らしいキャスト、素晴らしいオーケストラ、素晴らしいホール。夢のようなマエストロと演出家。本当に怖かったですが、1ッヶ月間幸せでした!
  ヴォータン役のロッド・ギルフリーさんはMetのソリストで、凄すぎ!彼のレッスンを受けてみたくて、お願いしてみました。世界のバリトン歌手のレッスンは、もちろん、とてもいい勉強になりました!
演出家のミヒャエル・ハンペさんはザルツブルク音楽祭、MET、ヨーロッパの一番有名なオペラ座で演出した方です。カラヤンや、マリア・カラス、プラシド・ドミンゴなど、世界の一番有名な歌手と指揮者と一緒で仕事しました。ハンぺさんの本をインターネットで買いました。やっぱり、タイトルは正しいー「Opernschule」(「オペラ学校」)。オペラに出る人のために一番大事なルール、色々のヒントをとても楽しく書いてあります。 ハンペさん本にサインして下さいました!本も、リハーサルも大切な勉強になりました。ステージも見たことがないぐらい凄かったです!
さっきギルフリーさんだけの名前を書いて、失礼しました。。。今回のキャストの皆さんは皆世界レベルの歌手です!私にとても優しくして下さって、皆さんに毎日会えることでもとても嬉しかったです!

オーケストラも素晴らしかったです!

びわ湖ホールの担当の皆さんも優しい方ばかり!いつも私達のことを良く考えて下さいました。

もちろんオペラには歌手、舞台、演出はとても大事ですが、全部のベースは音楽です。特にワグナー。作曲家が出来た特別な世界にお客さんを連れて行くことは、指揮者のことですね。
今回は2時間半、休憩なしお客さんはあのマジックな世界に素晴らしいマエストロの沼尻竜典様の力で入っていました。私も5日の演奏を見に行きました。1月30日からずっと見てても、自分で歌っていても、感動しました!見たことがないぐらい素晴らしいプロダクションでした!私はあまり泣かない人ですが、聴きながら、見ながら、涙出ました。ワグナーの素晴らし曲の感動の涙。「私もこのプロダクションで皆さんとご一緒に歌いました!」、幸せな、感謝の涙。

沼尻竜典様、 ミヒャエル・ハンペ様、美術のヘニング・フォン・ギールケ様、キャスト、スタッフ、担当の皆様、どうもありがとうございました!心から深く感謝します!

来年の「Die Walküre」のプロダクションを、是非、皆さん、見て下さい!!!